カテゴリ: 森嶌


*月*日に*山小屋近くの山道で、スタックしてひっくり返っていた、**に乗っていたものです。
あの時、名前をお伝えするのを忘れており、たいへん失礼いたしました。

その節はありがとうございました。

あの後、無事にx町で待つ友人に合流することができました。
あの時点で、一度警察に事故報告が上がっていないか連絡していたそうで、もう少し連絡が遅ければ捜索願いを出されるところでした。
当初の予定では、yx市まで出てab道を渡りa'〜b'経由で戻る予定でしたが、大きく予定を狂わせてしまったので
、知り合いのカフェで泊めてもらい結局、翌日に来た時と同じy島を抜けて大阪へ戻りました。

しかし、それはそれで楽しい時間をすごせたので良かったのではと、思いのほか盛り上がり「スーパー林道って書いてあったら普通入らへんやろ?!」とか友人たちには大分、いじられましたが、笑い話で済んで良かったと落ち着きました。

実は私は、以前も*山に来たことがあるのに、恥ずかしながらスーパー林道が日本有数のオフロードとは知らず、今回迷い込んだときにはそのうち舗装道路に出るだろうくらいの気持ちでいたので(前に来たことがあるから大丈夫やろ?)と慢心していたと反省しました。
カフェの知人はxxに移住して長くスーパー林道のことや、山のことを我々よりも当然知っていて、やはりゾッとするような話も聞かされました。
運が良かったのと、ほんとうに、***さんたちが居てくれて助かりました。

ただ逆に友人たちはスーパー林道に対する憧れというか、入りたいという思いに火がついたようで、来年、xx県内でモトクロスをレンタルして行ってみようぜ。
みたいな話になってきました。
来年のことなので、どうなるかはわかりませんが、もし行ったら*山小屋にも立寄りたいと思うので、その時はよろしくお願いします。

お礼の品を送らせていただきます
奥さまにもよろしくお伝えください。7E19609A-5C48-41CC-BA14-81EB52303256


ティッシュの会制作部より

メンバーの森嶌、出井に、それぞれ一公演ずつ、「観に行くつもりじゃなかった公演」を観に行ってもらう・・・というのが今回の主旨となります。
5月某日、某人気劇団の公演で挟み込まれていた大量のチラシ束の中から、われわれ制作部の琴線に触れたチラシを幾つかピックアップし、観に行ってもらう公演の候補としました。
公演を選定するにあたり、下記のような条件を設定しました。

一、今までに観たことのない劇団であること。
二、チラシにクレジットされている公演関係者に直接の知り合いがいないこと。
三、様々な理由により、"もともとは観に行くつもりがなかった"公演であること。

今回は森嶌のリポートです。前回の出井のレポートはこちらです。

観た公演


劇団未来計画TOP 第28回公演「ALL RIGHT!」
会場   in→dependent theatre 2nd
鑑賞日時 6月18日 17:00
料金   2500円(当日券)

ユニット名について

今回の企画により初めて鑑賞させていただく旨となったのだが、こちらの団体のお名前を聞いたのも初めてだった。
しかしこの劇団は今回で28回目の公演、結成から20周年というもはや老舗の領域にも踏み込んだ活動歴である。
20年前といえば、私が演劇の世界へ足を踏み出した頃だ。
そこから紆余曲折ありつつ今も演劇というメディアになんとか関わっている身としては、それだけの期間団体として活動を続けていくことの困難さ、粘り強さに敬意をはらいたい。

ユニット名である、「劇団 未来計画TOP」は「演劇カンパニー未来計画TOP」から屋号を改められたらしい。
マイナーチェンジである。
自動車などでは、2~3年に一度、小さな手直しや販売面でのテコ入れを図るためにマイナーチェンジを行うのとのことであるがこちらは、「20年目」にしてのマイナーチェンジなので、いかにこれまでの活動が安定的だったのかをうかがい知ることができる。
ちなみに、大幅な世代交代などを行う場合はフルモデルチェンジというらしい。

今回のユニット名変更の主なところは、「演劇カンパニー」から「劇団」にした点である。
カンパニー・company(kʌ'mpəni)には、((単数・複数扱い)) 人の集まり,一団;(俳優・ダンサーなどの)一座,一行;(社会的・宗教的な)集団,一門 などの意味がある。
演劇集団や演劇一行から劇団へとよりシンプルに改めることによって、来るべき次の20年へ向け邁進して行こうという気概を感じることができる。

情報宣伝について

まず、この度の公演を拝見するきっかけになったのが、このチラシである。
われわれ制作部によると、5月某日に行われた人気劇団の公演に挟み込まれていた膨大な数のチラシの中でとくに目を引いた5~6種を差し置いて最終的にこのチラシが選ばれた。
私の主観的な感想を述べるが、最初の印象としては、「どことなく80’s的」だった。
タイトルのフォントや配置、写真の雰囲気からも『シティーハンター』や『キャッツ♥アイ』などの、北条司氏的世界観に直結しているという印象を持った。
現在、若い世代には「80’s」のファッションやカルチャーは数年前から流行っているようだし、とりわけ『キャッツ♥アイ』などは、NHKの人気コント番組『LIFE』でもパロディとしてさかんに取り上げられていたので、時代に求められている空気感なのかもしれない。
そして俳優陣の役柄に徹したポートレート写真を配置した上に堂々の全身写真。

情報によるとこの一番目立つ配置のお二人は、劇団代表の辻田 鯉絵さんと「演劇カンパニー未来計画TOP」初期から参加されている川東 陽登美さんのようだ。
このお二人が物語の主要な部分を担うと宣言されているようで、観る方としては安心感がある。
演劇を見慣れていないお客さんにとってもやさしい作りとなっているのではないか。

会場へ

この日、昼からは超人予備校の魔人ハンター・ミツルギさんとともに昭和町の田辺寄席へ、月亭 文都さん一門会の落語を鑑賞しに行った。
12時に一心寺の前で待ち合わせ自転車で昭和町へ向かう。

寄席に辿り着く前に昼食を昭和町駅付近の商店街にあったとんかつ店で取ったのだが、店主はオーダーを受けてから肉を叩き下味を付けカツを揚げる、みそ汁は出汁きいてるし小鉢一品付いてるし、
そのとんかつ店のカツ丼が感動的に美味しかった。
そして桃ヶ池公園に隣接する桃ヶ池公園市民活動センターで15時過ぎまで落語を堪能した。
この、『新・じっくりたっぷりの会 月亭 文都一門会』だけでもひとつのトピックとして語れるぐらい盛り沢山な催しだったが文字数の関係上、今回は割愛させていただく。
そして終演後日本橋へ向かう。
休日の天王寺周辺は買い物客などでごった返し、走りにくかった。

開演のおよそ15分前に会場へ到着、当日券2,500円を支払うとチケット・整理券・チラシの束が入ったビニール袋をいただく。
このビニール袋に入ったチラシの束は、当日券のみのサービスのようだがたいへん良いと思った。
私はなるべく手ぶらで演劇公演に行きたいのだが、この大量のチラシの束に困らされたことは一度や二度ではない。
当日券は開演の5分前入場ということで、しばしロビーで待った。
受付スタッフのスマートな対応に案内。
さすが長年やっているカンパニーはちがうなあと密かに思った。

あらすじ

大阪で探偵事務所を営む任瀬貞也(まかせ・ていや)と姉の任瀬貞子(まかせ・ていこ)。
二人の元には様々な依頼が舞い込んでくる。
しかし貞也はただの探偵ではない。睡眠不足・疲労時にとくに鋭くなる「人の心の声を聞くことができる」という、特殊能力を持っている。
そのため、もともと警察官だった貞也は人の思いや裏側を知ることになり、その思いに答えられないもどかしさや、組織のあり方、融通のきかなさに失望し、退官して私立探偵となった。

そこに夫の素行調査を依頼に来る花柳真紀。
夫の花柳将人は会社でトップの営業マンで、子どもを授かった真紀にも優しくチョー・イケメンの非の打ち所のない優秀な夫である。
そんな将人が大阪に出張に出かけるのだが、同行する美良麗子との関係に不安を抱く。将人の部下であり、真紀の元同僚である麗子は社内でも名うての美女で、獰猛な肉食レディともっぱらの噂。

貞也と貞子は行きつけのカフェで依頼人とファーストコンタクトを取る。
そして契約につながる内容なら事務所に案内するという仕事の進め方をしている。
そのカフェでは任瀬姉弟の甥である桶井唯史が、何食わぬ顔をして依頼人の相談を盗み聞きして、社会勉強?させるという身内サービスなどもしている。

カフェの店主の炭田優子は学生時代からの夢であるカフェ経営を実現すべく努力を重ね、その夢を叶えたのだがアラサーで独身というやや寂しい状況に陥ってしまった。
寂しさを紛らわすため猫のジョージをペットにして店で自由にさせている。
ジョージのおかげで猫好きの客が訪れるため店の経営状態は悪くない。
この猫、ジョージはオス猫で優子にたいし飼い主以上の想いを持っていて、密かに優子に想いを寄せている貞也へ常に威嚇的な態度を取っている。
貞也の特殊能力は動物相手でも有効なようで、ジョージとも会話をしているがもちろん優子にはわからない。

大阪へ出張した将人と麗子。
麗子はあわよくば将人と深い関係になろうと目論んでいるが、将人はまったく与しない。業務が終わったあと、飲食など共にすごして二人の距離を縮めようと麗子は試みるが、将人は夜間に行われるセミナーに参加するからと麗子と別行動を取ろうとする。
仕方なく一緒にセミナーに参加する麗子。

一方、任瀬姉弟・真紀・ジョージ・唯史、一行は真紀の調査依頼のため変装してセミナー会場に乗り込む。
そこで、貞也は花柳将人もじつは能力者であったという驚愕の事実を知ることとなり・・・

感想

  • セミナーの主催者、豪金太郎がピコ太郎氏をモチーフにしているのだろうという怪しさ、インチキ臭さ。

  • しかしその「セミナー」で語られる内容は妙にリアルで、まさにキラキラ系のひとたちが言いそう支持してそうな内容で正直聞き入ってしまった。
    ひょっとしたら作家さんは本当にこの手のセミナーに参加したことがあるのではないか。

  • ラストに紙吹雪が振るのだが、もっっすごい量で、切り抜かれたひらがな・漢字・アルファベット・数字、ひょっとしたらハングルやアラビア語くらいも混じってたかもしれないが、とにかく凄い量だった。皆さんの、その労力と気合に感動してしまった。

  • 当初チラシを拝見したときは任瀬貞也役の辻田 鯉江さんを、男性と思っていたのでじつは女性と知り驚いた。
    完全にだまされていた。
    そして全てのキャストが女性と知りさらにだまされた。このカンパニー自体、女性のみで構成されていると知り再度驚いた。

  • 全体の印象としては、宝塚や、今はなきOSKのような歌劇団がフォーマットとしてあると感じた。セリフにジェスチャーが様式的に入る。
    それがシステマティックに、法則性があるように見えたので様式美としておもしろかった。

  • ストーリーとしては、ひょっとしたら描かなくても良い人たちもいたかも知らないが、キャラクターとしての魅力が豊富でいなくてもいいとは全く思わなかった。

  • 現実の二段上くらいを描いていると思った。劇場に来てまで現実的なことを見たくないと思う人がいる以上、当然必要なことであり、手法であると思った。

  • 全員が「やれている人」で私たち、私からとても遠いところにいる人達だと思った。

  • 発声・滑舌が素晴らしく、途中でその動きも然ることながらアニメーションを鑑賞している感覚にわずかな時間だったが本気でおちいった。


※ 本文中に「今はなきOSKのような」という表現がありますが、2004年の近鉄あやめ池遊園地閉園頃に解散したと思い込んでいました。数カ月後には有志により再結成されており、現在も活動を続けておられます。
http://www.osk-revue.com/




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これに出演するにあたり当初まったくちがう作品を持ち込む案もあったが、それは複数名登場する想定で進めたかった。
セレクションされた場所に、まったく評価を受けていないものを持っていくのも不安だったということもあったし今回は見送った。

「あのころたのしかったね」は今回で3回目の上演になった。
基本的なプロットは残すとしても、同じことをする気はないことは出井も同じ考えだった。
2月中旬頃にCTT大阪事務局から上演の打診があったので、そこから再構築に取りかかった。
前2作品ではぼくが女性という設定で話を進めるというプランだったが、今回はその役割を入れ換え、さらに年齢を少し上に設定した。
これは同性の友人同士の会話が話のベースになっているので出井が男性に成りすますなら、ひと回り以上年上のぼくに合わせてもらう必要があったからだ。
ぼくと同じく苦労したと思う。

たのしさ・たのしみとは?
何をもって人はその状態といえるのか。
という、しち面倒くさい命題を持ち、本来舞台が、演劇持っている可能性についても自分たちなりの問いを立てるということを意識して進めていった。
そうしてティッシュの会が現在あつかうべき問題について、また、私たちが直面せざるを得ない問題について考え話し合い、練り上げて臨んだ。
たいへん抽象的だがこれを文章で分かり易く、また適切に述べる技術を私は持ってないので気になるとしたら、観に来てほしかった。
それに感想は感想で、そこは演劇だからという、いくら言葉を尽くしても時間制約・経過の影響を受けやすい創作物だからでしょう。

以下はC.T.T.セレクション京都に出演された他団体にたいする、私(森嶌)の感想文です。


「ナマモノなのでお早めにお召し上がりください」

無人劇と紹介文にあったので、期待値が高かった。
ということはキビシめに観てしまうというのもはらんでいた。
布団が敷いてある。なんかペラいやつで2年半くらいそこに敷きっぱという感じ。
水の流れる音が聴こえている。
そこに電話(家電や携帯)着信がある。
視覚的には始まって5分くらいで飽きてしまう、それはそう全く視覚的には変化しないから。
そうすると目を噤んでみたり凝視したりとこちら側が工夫を凝らしだす。
頭の中でおしゃべりが始まる。
「これってまさに演劇の本質じゃねえか!?」と思いだした。
ただ眺める延々と、そしてそこにある情報から頭の中で物語を紡ぎ出す。
これは拘束(一定時間)されてないとできない行為だろう。
私たちは刑罰を受けたり、何者かに監禁でもされない限りそんなことを日常で体験できない。
そのある意味不自由な中で脳内は活発に退屈しないように働き出す。
事実ぼくはこの作品を鑑賞中に忘れていたどうでもよいことを思い出した。
じつはぼくはこういうことをやりたかったのでは思った。
微睡の状態、頭の中で見ている情景と眼で見ている事象の区別があいまいな状態、に鑑賞者を誘うこと。
これはこちら側から仕掛けて持ち込めるものではないと、この作品を観て思った。

「250km圏内」
第一印象は、名前がカッコイイと思ったことだった。
何やろうぼくには思い付かない名前で、まずそこでイメージがひろがる名前。
男女の二人が身体を密着させて、お互いの肉体を頼りにして(もたれ合って)立っている。
非常に緊張感とバランスに意識をはらい、一方が存在しないと立っていられない態勢から始まる。
女性が男性の身体をまるで木登りのよう無機物のよう扱い、はい上がったりする。
常に身体の一部、それこそ点、でしかないという部分に集中してるかの如くの動き。
ここで演じられていた二人、はけっして肉感的なタイプの人たちではなかった。
が、何とも言えない色気を感じ、これは何故かわからない不思議だった。
お二人とも軽く雑談などさせてもらった印象では、知的で創作にたいして真摯に、怯まず向き合って奉仕してきた表現者なんだろう。と思ったので。
中盤から台詞、ほぼ詩のような言葉が入る。
断片的なイメージの様にも感じるが、ダンスが言語として広がり補填する。担う。
肉体も言語なんだと改めて思う。
お洒落さ、即興性とそこはかなく流れるユーモア、がゲネプロを拝見したときの私の感想だった。

そして、
C.T.T.セレクション京都に推薦してくれた大阪事務局、京都の杉山さん、たいへんお世話になりました。

今回ご来場してくれたお客さま。
C.T.T京都のスタッフ皆さま、同じ空間・舞台で上演した、
ナマモノなのでお早めにお召し上がりください・250km圏内のメンバー、関係者の方々。
ありがとうございました。

またいつか一緒に何かできたらうれしいです。




今回ネイルサロンに行くことになった。
私を含め大多数の男は散髪以外の「ボディケア」を経験したことがないのではないか。
と書きながら、私は過去に「日やけサロン」に行ったことがあったのを思い出した。

京都造形芸術大学、春秋座で行われたファッションショーにモデルとして参加した時だった。
そのとき出展したブランドは当時としてはめずらしく主力で男性用下着の展開もしており、下着姿にもなるということだった。
さすがに人前で裸同然になるならしめておかないと、とピラティスやったりマシーンを使ってトレーニングし、「日サロ」で身体をやいた。
10年程前の話で今にしてみると、若かったなあと思う。


13:00から予約を入れていたが、前の予定が思ったよりも早く終わり30分前に着いてしまった。
角地のビルの8階にある「FAST NAIL」にエレベーターで上る。

8階に着くとすぐに入り口があり、ガラス越しに清潔そうな明るい店内が見えた。
しかし、男性客を受け入れてくれたとはいえ、そこはやはり女性のサンクチュアリ感が濃厚に漂っており、とっさに扉を開けることができず、そのまま素通りして入り口横にある非常階段で下に降りてしまった。
下の階との踊り場で意を決して引き返し扉を開けた。
ちょうどカウンターにお店の人がいた、が接客中だったので待ち店内を眺めた。
店内にはすでに施術を受けているお客さんが数人いらっしゃるようだ。
受付と施術室?ようするにネイルのサービスを受けられるスペースとは、開け放しの通用口以外パーティション状の壁になっていて中の様子は見えないが気配でわかった。
すると奥から他の店員さん(ネイリストと思う)が来たので、「あの、予約してました。早く着いてしまったんですが」と言うと、「かけてお待ち下さい」と言ってくれた。

待合というか、カウンター前にはPCが対面で10台程並んでおり、その中の1台の前に座ると「会員登録をお願いします」とのことだった。
それは施術を受けられる条件のようだ。
入力しようとするが10インチくらいのモニターでキーボードが通常の半分くらいの大きさだったので慣れておらず扱いにくかった。

登録が終わると案内してくれ「お手洗いは大丈夫ですか?」と言われたので、「何分くらいかかりますか?」と聞くと「15分くらいですよ」ということだったので「じゃあ大丈夫です」と言ってから、自分で(・・・なにが大丈夫なんかなあ・・)一瞬思った。
カウンター式の席の前に行くと1人あたり50cm程のスペースに、腕を乗せる台がありその前にネイリストが向かい合って座る。
ネイリストの前には様々な道具があり、ハサミとかヤスリっぽいものは見て分かるが、使用用途が不明な道具もいくつかある。
私は子どもの頃から「用途不明の道具」に強く惹かれる。
ネイリストの方が自己紹介をしてくれた。
そして「最後にオイルで仕上げますが大丈夫ですか?」と聞かれた。
(オイルで仕上げるということはピカッと光るということだよなあ)と思い、「どのくらいピカッとしますか?」と聞き返すと、「塗るわけではないのでそんなに不自然ではないですよ」ということだった。
じゃあ、せっかくなので、とオイル仕上げしてもらうことにした。

その会話をしている間にも作業は進んでおり、まず爪のあま皮を削っている。
角度の付いていないバターナイフみたいなやつでカリカリと爪の根本を掻いている。
用途不明な道具の用途がひとつ分かった。
「どちらでここのことを知りました?」と聞かれたので、「HPを見ました」と言った。
何か、話が詰まりそうな気がしたので「こないだ近所の百貨店のネイルサロンに行ったら女性専用と断られました」と別に聞かれてもしないことを喋った。
そして喋りながらやたら暑いなと感じ、自分のデコから汗が流れてゆくのをみとめた。
そうだ、私は緊張していたのだ。
その百貨店のネイルサロンは今までの人生で「ネイルケア」に接近したことがなかった私が、今回の企画でネイルサロンに行くと決まりどこに言ってよいか分からず困っているところ、デイが、「上本町にありましたよ。“自分で爪切るのってめんどくさくないですか!?”って書いてありましたよ。」と教えてくれたので行ってみた。
しかし駄目だった。

そんなことを思っているとネイリストが、「普段から爪のお手入れに興味がお有りですか?」と言った。
「実は自分は興味がなかったが、行ってくるよう言われたblogのために」と答えると、「へぇー、仲間でblogとかやってるんですか」「それでいろんなネタ、探してるんですねえ」
(ああ、おれはブロガーと思われているんかなあ。そんなに一所懸命やってないのになあ)だが、説明できなかった。
間違ってもなかったし。
爪にかけられているヤスリは絶妙な弾力があり指先のカーブに沿って弧をえがく。ヤスリはヤスリと見てすぐ分かるが、今度はヤスリが何で出来ているのか素材が気になった。
突然ネイリストの方が交代した。
何か急な用があったのか?
別のネイリストが来て、ささっと引き継ぎをして作業を進めていく。
気付いたことだが前のネイリストも指がキレイだった。
そしてどちらのネイリストもそうだが、とにかく作業がテキパキしている。
職人的な仕事なんだなと思いながら作業を見ていたら、さっきと同じ質問をされたので同じことを答えた。
化粧で使うハケみたいなやつで指先の粉を払いオイルを塗ってくれると、すると爪がピカッというかキラッと言って良いほどの輝きを見せ、これには驚いた。
あま皮周辺の皮は固くクリームでは染みにくいらしい。

普段、指先を人に見られる仕事をしているわけではなく、なんだったら手袋をして作業をしているので人に見せることはない。
しかし、営業職の人が名刺を渡すときこれくらい爪が光ってたら印象にのこるだろうし、ショップの店員さんでもインパクトある有効打だろう。攻撃なんかじゃないが。
「まあ隠れたオシャレってことで」と思うことにし、だいたいカットハウスに行ったくらいのお値段、税込価格3,229円支払った。

その夜、友人たちとの飲み会があった。
仮に散髪して行っても男同士なのでいちいちふれないだろうし、ましてや爪なので気にもしていなかっただろう。
しかしこちらは初のお手入れをやってきたばかりだったので、友人たちの爪を観察していた。
誰ひとりとしてその日の私よりピカッと光った爪を持っているものはいなかった。
なので、なんとなく優越感を持ってしまったのもおかしな話だが事実だった。
今まで人の、さらに同性の爪なんぞに関心を持ったことがなかったが、自分がケアすることにより関心を持つこととなった。
これが「当事者意識」ってやつか。
などと思い、物事に具体的にかかわると意識せずとも当事者意識を持ってしまうものだと、思い直した。



(エレベーターホールに貼ってあったポスター。たぶん地元の中学校の美術部員が手掛けたのだろう、ごもっともなキャッチコピー。)


そういえばネイルサロンを出てすぐ、体験した事を記録しておきたかったので近くのカフェに寄ってコーヒーを注文した。
299円という低価格でサイフォン式のコーヒーを飲ませてくれるのだが、とにかく店員さんの態度がすこぶる悪かった。
というか、殺気立っているというレベルだった。
確かに忙しそうな時間帯であったが、その値段でサイフォンで落としたコーヒ-が飲めるということは経費のどこを削っているのかおよそ見当はつく。
労働に対しては不満しかないのだろう。
これはこれで、興味を持つべき事柄として気に留めておこうと思った。


FASTNAIL(ファストネイル)大阪梅田店
http://fastnail.jp/nailsalon/umeda.html


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超人予備校「あしたは全力モンキー」全日程無事終了しました。お越し下さったお客様、スタッフの方々、共演者の皆さん、ありがとうございました。

物語の世界とはしばしお別れして、私はオーディナリライフをしっかりかみしめて歩んで行きます再び。
また不思議世界で再会できる日をたのしみにしています。



※ 写真は今、大阪でもっとも勢いがある劇団と名高い、
 壱劇屋さんの大熊隆太郎氏です。あまりにもキマっていたので掲載させて頂きました。


10/17(月)今日、稽古帰りに共演者と飲みに行った。そんな経験ってほとんどないおれには新しい体験ですごく新鮮でそしてまた少し豊かさを意識できた。




昨年11月に私がお世話になった、劇団「超人予備校」の主宰、魔人ハンター・ミツルギ氏のサイドプロジェクト「みつかね堂withばなな部」の紙芝居作品です。
ぜひご鑑賞してみて下さい!



“ 私ハンターが天王寺動物園でやってる
『ペンギンは空をめざす』
の第一話をパワーポイントで動画にしてもらいました。
10分23秒ほど暇なときに観てください。         
                   "                                          






























先日の試演会に来てくださった方と後日、鑑賞した感想含めいろいろとお話を伺う機会を得た。
印象的なワードとしては「小劇場は衝撃場」ということだった。

小劇場は「衝撃場であるべき」という、きわめて昭和的な喩えでありつつ、そうでなければ存在意義も根底から問われているだろうという意見。
ならばお金と時間どこ行った?てことかなと、という鋭い(ちくりと)意見を頂いた。

じっさい全て知らないけど、シーンは必ずしも盛り上がっていると自分は思えてないし(余暇の過ごし方アンケート取って、観劇をいったいどれくらいの人が挙げるだろうか)一時間なり二時間なりを拘束され、ある程度の教養も場合によっては必要とされそして観客としての力量も試されていることも有ろうかの観劇という一種のレクリエーション。

ある人にとってはライフワークまたはライフそのもの。

価値変換のきっかけになるもの、常識を問い直すもの「だけ」でもないだろうが、テレビ番組ですませられるものタレントさまがやっていることを敷居の高い劇場で再生産する意味は、ぼくにはないと思う。
かといって放送禁止故要修正ものばっかり並べ立てられて、しんどい気分になっていくのも・・・・。
バランス難いしいですのう。


どうやったら様々なプロフ欄、自己紹介のの4番目くらいに「観劇」なんだったら「劇作」って記入する人々が10倍に増えるだろうか。
ぼくの肌感覚としては、10倍増でも割合にすると余暇に趣味などを持つ人の2%程度かなと思ってる。
たとえそのくらいでも増えればより社会が「豊か」になるとちょっぴり信じてるし信じたい。


※画像は三代目ハムスター(みぃちゃん)です。NEC_0052

ぼくの尊敬する人のひとり、あるギタリストが前にこんなことを言ってまし た。

松本人志さんが、ダウンタウンがまだ売れかけだしていた頃、彼等は批判的な 視点・言動によって人気を博していった。
当時「お笑い芸人」は社会的認知度がまだまだ低く、マイノリティ(メディア 上の)言わば「弱者」な立場だった。
だから批判力・反骨精神を持ち得たし、それが小気味よく民衆の支持を得て いった。
またそのことを意識的に行っていたのでは。

しかしその頃からすでに三十年近く経つ現在、 tvを一日つけたら「お笑い芸人さん」の顔を見ないですます方が難しいし、高額納税者番付に入っている方もいるし、アナウン サーとご結婚されている方もおられる。
「お笑い芸人」は完全に社会的地位を築き、今や強い影響力を持った「強者」 に転じているのではないか。

そのことに無神経または鈍感な、一部の「芸人さん」が素人であったり、マイ ノリティな人たちをイジったりするのは、もう完全にイジメの構図になってい るのでは。

ひるがえって、マツコ・デラックスさんは自分の帯番組などで、様々な倒錯 者・オタク・マニア等を取り上げ番組内で紹介しているが、彼等に対する一定 の敬意をはらうことを怠っていない。
そこが、彼女(彼?)の上品であり知的なところではないかと。
それはトランスジェンダーの人々が、まだまだ社会的認知を受けているとはいえない時代背景のおかげか、または次元の高い判断力を持った人たちが出だし た兆しなのか。

という話をいつかに聞いて感銘を受けてたので、思い出し思い出しここに記しました。NEC_0125-1


C.T.T大阪セレクションにお越しくださった皆さん、ありがとうございました。
事務局、関わってくださったスタッフの皆さんありがとうございました。
同じ舞台に立ち、一つの空間をともに作り上げた参加団体の皆さん、
ありがとうございました。
この機会に感謝いたします。images-19

この枠組みが、時間がかかっても広がって行くことを望んでいます。
これからもよろしくお願いします。

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