今年は、大阪に台風も上陸して、すごい被害を受けて、改めて自然の力の大きさを感じました。おそらく人間は、昔から自然に苦しめられながら、それでもくじけることなく仕事に打ち込んで来たのだと思います。それとは逆に自然に助けられて生きて来られた事もたくさんあるはずで、私たちが毎日口にする食べ物も自然からの恵みです。おそらく自然は優しさと厳しさを同じだけ持っているということなのだと思います。今、中国や韓国、色々な国から観光客がやって来ますし、私も毎日、外国人の観光客を目にします。先日明らかに観光客のおそらく中国人の夫婦が私の名前を呼びます、一体誰なんだ、一瞬そう思います、記憶が甦ります、“セン・チャウン”彼の名前です。それまでに時々思い出す事がありました。今から27~28年前、働いていた中国人の若者です。当時、彼は、父親が台湾で製薬会社をやっていて、母親はドミニカ共和国で旅行会社を、そして家族は、香港で住んでいました。国籍は、台湾だったと思います。当時、彼は両親に心配を掛けていて、彼の将来を心配した両親が、ある人を通じて、日本に一人で修行に出そうと、その結果、私の店で働くことになりました。一年ほどいて、ホームシックになり帰りましたが、その彼が嫁をつれてやって来ました。彼は48才、嫁は、36才、すごい再会です。
2018.9.25 久米