気がつけば、これからはクリスマス、お正月という事になります。人の悩みはあっても時は止まる事なく流れ続ける事になります。この先の事を考えても不安で具体的にどうこうする事も出来なくて何をするかと言えば、今日、やるべき目の前の事をやって行くだけです。それ以外にどうこう出来る事は無いと思います。だから悩みの本質は自分の体のある今と先の事を考えてしまう思考との時差にあるのかも判りません。体と思考が同じ場所にあれば心はそこに存在し悩む事はないのだと思います。でも多くの人間が悩むという事は、そもそも人間は体と思考がずれるように創られているのかも判りません。それを生きて行く上で修正して行く、それが修行であり人生の醍醐味であると言える様な気がします。感動とか悟りとかそれを克服した所にある心の動きであり、その体験をするために生というものが存在するような気がします。魂というのは、あの世でもあるだろうし、心が動く感動とかを体験出来るのは、この世だけのものであり、あの世では感動という体験は出来ないのだと思います。今はよく体験型消費と言いますが、それはこの世がある意味進化している事の証明のような気がします。

2017.11.25 久米