毎年同じ事を思うのだけれど、一年というのはあっと言う間で、年の始めには、今年はあれをやろう、これをやろうと考えるのだけれど、何も出来ない程に一年は短いのである、という理由で今年もあと少しで終わりが近づいている。高齢化社会と言われて久しいけれど最近はだいたい私の周辺の人は85才位で死んで行っている人が多いようで、一般的な企業の定年が65才位まで働くと考えると3年のうち2年働いて1年はそのおまけで生きて行くという事になる。これがもっと長生きするようになると半分働いてあとの半分はおまけという事になる。でも、おまけというのは、本体よりも小さい物だから、それは無理があるという事になると思う。と言う事は人間はもっと働くようになる筈である。その時、どんな仕事があるのかこれからAIの普及で仕事が減っていくと考えられている。そんな中で高齢者の出来る仕事、いや人間の出来る仕事、もっと言えば人間にしか出来ない仕事、それは何なのか、あらゆる事はロボットが出来るようになるだろうし、少なくとも人間がやる事はロボットを越えていなければならない。それはとてもハードルの高い事のように思えてしまう。人間は「世界にひとつだけの花」という存在とは思うけれど今まで人は人間と比較されて来た。これからはロボットとも比較されてしまうのである。

2016.12.25 久米