2014年03月

廃材(宝の山)たち
ここのところ疲れがとれない。
休もうが寝ようがバッチリいっつも疲れてる。ある人に「更年期?」とも言われた。
休み方を忘れたようにも思う。

いまパッと思い出す「あ~おれ休んでんな~」体験は、20数年前ネパールのポカラという町で明日からヒマラヤ山脈にトレッキングに入るという前日、ゲストハウスで昼寝かましていて目覚めた時だった。

そのときの「夏休みの小学生感」の強烈さといったら、当時20歳だった私にとって「あんまり何も考えていなかった少年時代」を鮮烈に思い出させ、自分の記憶が少し違うモードにシフトしたと確信するくらい衝撃だった。
というのも、私は物憂げな小学生でいつも「生」について苦悩していたつもりだったからだ。


記憶はねつ造される。

良くも悪くもそう気付いた瞬間だった。
今まさにそんなパラダイムシフトな時間がほしい。




※写真は売りに行った廃材たちで本文とは関係ありません(¥1,500くらいになったかな。)

朝日放送で2月8日にやってたやつ。(もともと2013年にBS朝日で放送されたものらしい)
録画してあったので最近になって観た。

BS朝日 - 君は『桂枝雀』を知っているか!? ~伝説の天才落語家の真実~
その破天荒な芸風からは想像もつかない計算された笑いの理論、そして心の葛藤…。今、改めて桂枝雀とは何だったのか、その人間に迫るドキュメンタリー。枝雀が自ら死を選んでから14年が過ぎた今年は「枝雀」を襲名して40年に当たる年でもある。不世出の落語家が、真摯(しんし)に落語を追い求めた姿とは…。


桂枝雀の落語は、MDに録音したものを車で聴いていた。
映像で(もちろん生でも)観たことがなかったので、
こんなに動いてたんだ!と、はじめて知った。
声だけ聴いててもおもしろいけど。

"座布団に足の指一本でもかかっていれば後は何をしてもいい"

時に大きく座布団から離れることもあったが、
"本人の中ではそれも「座布団の上」"


・笑顔の稽古。笑顔の仮面をかぶる。いつか本当の顔になる。
・緊張と(の)緩和
・導入部分を省略していきなり本題に入る「ほたら何かいな」理論。
・斬新なマクラ「病気の種類」"わかることは分けること"。


桂枝雀のノート。
笑いの性質は13に分類できる。それぞれに、名称・図式・例がつけられている。
13の笑いのパターン
(1)合わせ
(2)繰返し
(3)逆さま
(4)誇張
(5)スライド
(6)立スライド
(7)エスカレーション
(8)両義
(9)ドンデン
(10)ナゾトキ
(11)知らず困り
(12)衝突困り
(13)こわがりいやがり困り

これとは別に、「落語の快感構造」っていうのも紹介されていた。



“なぜお父さんは「心の病」になってしまったのか”
という問いに対する次男のことばが印象的だった。
僕の解釈ですと 一般的には、もしくは噺家の人生としては、
「自分の落語を突き詰めすぎて」だったりとかっていうところが、
一番美しく、かつ説明もつきやすいと思うんですけども、

ただ、自分の落語を突き詰めることが(枝雀は)好きだったので、
僕はあんまり巷間で言われているそういう感じじゃないんじゃないかと思っていて…

ちょっと適切じゃないかもしれませんが、
がんになった人に、どうしてがんになったんですか、とは聞かないじゃないですか。
心の病っていうのは、心っていうものが自分の意のままになるものであると思ってる人が多いために、
なぜなるのか、っていう発想になると思うんですよね。

なんで、かなりシンプルに、「病気になったんだ」と思いますね。




あと、枝雀とざこばが「生きること」について語っている映像もよかった。
ざこばが「兄さんと会わなければこういうこと考えずにすんだ」みたいなことを言っててせつなくて、

ここ数年、長澤知之に夢中。



オフィスオーガスタ所属のシンガーソングライター。
ずっとスガシカオとか福耳のファンだったのでAugusta CampのDVD観たりして存在を知った。



JUNKLIFE
長澤知之
バウンディ
2011-04-06

特に思い入れがあって、大好きな一曲がある。
『JUNK LIFE』に収録されている『MEDAMAYAKI』という曲。

最強にかっこいい。
とても共感するし、通勤中しょっちゅう聴いててがんばろ~って思ってた。葬式に流してほしいぐらい。
小山田壮平がコーラスで参加している。長澤知之とandymoriは親交があって、andymoriの『ジーニー』には、”知之”という歌詞が出てきたりする。


上のダイジェスト映像
7:05~『MEDAMAYAKI』が少し。

あと『SEVEN』に付いてるDVDにも『MEDAMAYAKI』の映像が入っててこれもかっこいい。(ベースがTOKIE)

私はまだこの曲を生で聴けたことがないので、いつか聴きたい。


黄金の在処
長澤知之
BounDEE by SSNW
2013-11-06

最新のフルアルバム『黄金の在処』。
これがほんとうにすばらしい。傑作。
最初から最後までたのしい。
ふるいたつ。

私は、長澤知之のひねくれていてとげとげしながらも愛をうたっているところや、その暗さに魅力を感じて、好きだと思っていたけど、
『黄金の在処』を聴いて、それだけじゃないんだ、って思って、
好きなものの好きなところが増えて広がってく感じがうれしかった。

昨年末に発売記念の「ライド7」(大阪のゲストはNabowa)、
そして先月「Nagasa・Oneman8 Band Ver.」に行った。

私は、今、今の彼の音楽を聴くことができるんだなと思うとしあわせでしょうがない。
今とこれから。
三十代になった長澤知之の音楽も、これからきっと聴ける、そういうたのしみがあるんだなと思うと、ぐっときてライブ中 泣きそうになった。





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ジャスミンの株。

買ったときは3.5号ポットだったが、順調に育ち9号鉢に植え替えた。

うちの玄関には庇というには小さめで、しかも人は入れないがある意味「バルコニー」と言えなくもないデッドスペースがある。
そこにジャスミン鉢を置くと、葉が茂る頃には玄関の上を覆うような案配で葉が垂れ下がってくるので、おもしろいと思いそこに鉢を据えた。

園芸の指南書では「花が終わった頃に切り戻す」とあったが、あえてそれを無視し、落葉し始めた頃に強めに切り戻した。
その理由は長くなるのでここでは省く。
さらにデカめの15号の鉢に植え替え、寒肥を処し春を待つ。

二十四節気「啓蟄」を過ぎたので水やりを始めた。

去年の初夏、順調に吹き始めた新芽が、急激に萎み枯れ始めるという事態に陥った。
根切り虫に違いないという確信があったので、
「ネキリエースK」
http://www.nippon-soda.co.jp/nougyo/seihin/nekiriace.html
を散布した。

するとまさに“劇的”と言うべき効きを見せ、すぐに勢いよい新芽が生い茂り舞あそぶと成った。


そうして新しい鉢に植え替えられた鉢を眺めて、“劇的”とは何かと想いを馳せていた。“劇的”の定義として以前と全く違う状態を“劇的”と表現し、その落差の大きさだけを価値としたら一寸先の展開が読めないハリウッド式ジェットコースタームービー的なもの、「だけが」やっぱり「劇」足りうるものなんか。

しかしそういった話は私の嗜好には沿わない。
なぜなら、フィクションの上での劇的な状況が展開すればするほど、気持ちが離れていくんすわ。
どっしょうもないようなルーチンな生活の中で、それに退屈しないその一点集中型で世の中観る工夫に腐心しとるに、そんな鉄砲だとか謎のエージェントとか釣り鐘型オッパイ美女とか知らんし!としか言えない。

なので感情移入・陶酔はできない。
だが「おれ特有」論調でぶっているが意外でもなく皆そんなもんなんかも...。

3.5号ポットのジャスミンが成長し、根切り虫を完全駆逐して体積数10倍デカい鉢に植え替えられ春を待つ。

充ニ分にドラマティックと悦に入る。

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